あとがき

2022-02-09

 2017年11月から書き始めて、ようやく2020年8月で、この話を書き終えることができました。ひょっとして誰も読んでないかもしれない、書き続ける意味なんてあるのか。そんな不安で、途中で止めてしまおうと、何度か思いましたが、その度に最後まで書き切ろうと思い直し、なんとか最後まで辿り着きました。
 この架空の物語の舞台は、2017年から始まり、終わりは2018年になります。これを書いているうちに、書いていることが古くなるかも、と思っていたのですが、案外レガシーネットワークはしぶとくて、それほど古くならなかったのかな、とも思っています。それでも、今となってはもう使われなくなったツールや、今はもうあり得ないツールの制限などがあったりして、ああ、こんなのあったなあ、とも思ったりもします。COVIDー19のせいで、今はあまり目新しいことには手を出しづらい、というプロジェクトもあるのかもしれませんが、逆に、そのために目新しいことに手を出さざるを得なくなった、そんなプロジェクトもあるかもしれないです。しかし、物語中で書いた、当時当たり前だった、ごく普通のことが、COVIDー19のために、当たり前ではなくなってしまった。それは想定外でした。
 読んでくれた人が、本当にいるのか、また、過去にいたのかすらどうか怪しいのですが、もし、読んでくれた方がいらっしゃいましたら、ここに厚く御礼を申し上げたく存じます。おかげさまで、最後まで書き切ることが出来ました。本当にありがとうございました。